社会的価値への貢献を貫き、やがて咲く時の薔薇のように

2021年4月12日、2022年に杭州で開催される第19回アジア競技大会の独占公式コーヒー サプライヤーとして契約を結びました。
隅田川コーヒーは正式に杭州アジア競技大会の公認コーヒーとなり杭州アジア競技大会を代表して淹れたてのコーヒーで世界中のゲストをおもてなしします。
杭州アジア組織委員会の副事務局長兼杭州市政府の副事務局長であるMao Genhong氏と、隅田川コーヒーの創設者でHangzhou Yuxi Trading Companyの会長であるLin Hao氏が署名会議に出席しました。
以下は、隅田川珈琲の創業者であるLin Hao氏の記者会見でのスピーチと、この記事を読んでくださった皆さんに伝えたいことです——
みなさんこんにちは、隅田川珈琲創業者のリン・ハオです。

まず、公認サプライヤーとして隅田川コーヒーを選んでくださった杭州アジア競技大会関係者様方に感謝します。 このスポーツイベントと提携できる機会をいただき誠にありがとうございます。国際的にも中国的にも社会への貢献ができることを心より嬉しく思います。

そして、杭州に感謝します。通販大国の都市として、杭州の先進的なビジネス環境は私たち隅田川珈琲を含め、多くのブランドを生み出しており、私たちは幸運にも恵まれていると感じております。

2000年に日本に行ったとき、日本で見かけた在日中国人はファッショナブルとは程遠い見た目で、腰を下ろして歩く人がほとんどでした。
ですので、私が隅田川大阪店(現在のタソガレコーヒースタンド)を始めたとき、日本の中でも一番クールでファッショナブルなカフェを作ったことを確信しました。

大阪店の運営チームは、ストリートダンスあがりの4人が運営しており、私が思うに彼らはヒップホップカルチャーを日常から取り入れているため、当時の私にはない考えをたくさんもっていました。今では彼らはアジア最大級の野外音楽フェス「Fuji Rock」に出店し、さらに関西での大規模音楽フェス「タソガレの休日」を主催するなど、いわゆる”イケてる”コーヒーショップとして日本から世界へ向けて発信しております。 大阪店は日本の”トレンドコーヒーのランドマーク”といってもいいのではないでしょうか。

この隅田川珈琲というブランドを作った目的は、この日本で流行しているライフスタイルを中国へ紹介することでした。 しかし、私が帰国した当時の中国では「3in1のインスタントコーヒー」か「高級カフェで飲むコーヒー」の2つが主流となっておりました。 インスタントコーヒーは身体に良いものではなく、高級カフェでのコーヒーは値段が高すぎると感じ、中国人には「健康的でかつ手に取りやすい値段のコーヒー」が必要だと思いました。

その瞬間、私はひらめきました。 「最もクールなことは、自己満足のようなニッチな感情でなく、一般の人々の生活に変化をもたらすこと」だと 私たちはまだ小さなブランドですが、大きな野心を無くしてはなりません。 「全ての中国人が身体に良くて美味しいコーヒーを飲めるようにする」が私たちのビジョンであり、使命です。 そのためには14億人の考えや感情を知る必要があります。

すぐに達成するのは”無理”なビジョンですが、社会にとっても国にとっても価値のある行動をし続ける限り、いつかはその時間は芽を出し、バラを咲かせることを私は信じております。

私たちのコーヒーは世界でもトップクラスのコーヒーの保存技術と生産技術により、小売価格2~5元で想像以上の品質を実現しております。 2020年末までに隅田川珈琲は累計3億杯のコーヒー販売数をほこり、天猫でのドリップバッグ部門とポーションコーヒー部門の2部門で2年連続No.1を獲得しております。

隅田川珈琲は「製品で国に奉仕する」と同時に「産業で国に奉仕する」を積極的に実践しており、 全ての生産で年間最大13億杯に達し、生産能力、生産技術、環境基準に関係なく、世界をリードするレベルに成長しました。

中国には「蛮族に修業を積ませて修行を教える」という古いことわざがありますが、1970年代の留学生として、この一文がとても印象に残っています。 5年をかけてドリップバッグとポーションコーヒーの生産量は日本国内の他ブランドの生産量を上回り、世界のトップレベルのブランドとなりました。

そして、今回のアジア大会との提携により、杭州アジア大会の推進と競技会期間中、隅田川珈琲は「環境、知性、質素、文化」をコンセプトに公認コーヒーとして責任を持ち、美味しくおしゃれでエレガントな「杭州フレーバーコーヒー」を作り、アジア各国のアスリートと観光客に感動を与えることを誓います。また「新鮮なコーヒー、流行の文化」というブランドイメージ通りにみなさまに”おしゃれ”だと思っていただけるよう、若者にも多く参加していただけるようファッショナブルなコーヒーを提供します。

私たちはアジア大会の通信予算に1億元以上を投資し、さらに1億杯分のコーヒーででた利益をチャリティー寄付に費やします。 みんなで力を合わせて、若者にも人気のある「トレンディーなアジア競技大会」を作っていきましょう。

最後にもう一度、アジア大会関係者各位、杭州、そしてこの時代に感謝します。